オーケンの不定期日記 オーケンブログ

「オケミス竜理長 探偵スペンサー 幽霊を科学する」

不定期日記 / UPDATE 2019.03.30

オケミス竜理長!

大槻ケンヂミステリ文庫〜オケミスと竜理長とのコラボライブを吉祥寺にて行いました。

アレンジしだいで楽曲はまったく違う顔を見せますね。楽しかった。鎌倉と大阪でもこのコラボライブあります。


「初秋」続編に当たるロバート・B・パーカーの探偵スペンサー・シリーズ「晩秋」を読みました。今は春ですけども。季が違うが仕方がない。

スペンサーの名言製造機っぷりは相変わらず。さらに今回は、登場する全ての人々がそれぞれシャレたことばかり言うので、もうこの小説は、ミステリというより、名言大喜利もの、なんじゃないかと。そんなジャンル聞いたことないけども。

最近よく「こんな時、スペンサー・シリーズの登場人物だったらなんと言うか?」を考えながら人と会話をするものの、思いつかず間が空いてたいがい「何ボ〜ッとしてんの?」と言われるというね。

「晩秋」は人間の自立についての物語でした。
「初秋」のポールがすっかり大人になっていた。なんだかシミジミするな。


古書店で72年発売「少年少女世界のノンフィクション30 幽霊を科学する」購入。

小中学生に向けて超常現象に対する懐疑派のスタンスを啓蒙する一冊。それは必修科目ですね。

オカルト事件のあれこれを合理的にバッサバッサとその正体を推理していく。

この時代にこれはけっこう斬新だったんじゃないのかなぁ、と驚きました。

でも、あくまでも懐疑派であって全ての不思議現象を認めないわけではないですよ、と。
虫の知らせや超能力は科学的にあるかもわかりませんよ、と。
そこで著者の瀬川さんの紹介するのがJ・B・ライン博士のESPカードを使った超能力実験というあたりが時代なのか一筋縄で行かないアレなのか。

すんごく面白かった。

↓こんなにこわい表紙なのに少年少女向けなので幽霊と科学にルビがふってある。