
「ONLY YOU、 I STAND HERE FOR YOU、わたくしだから、スケキヨ、アオヌマシズマ 再発!」
オーケンのソロ5作が再発。
それまでずっと筋肉少女帯でやっていたので、ソロCDを作ることになって、試行錯誤しながらも、意欲的で実験的な大槻ケンヂ・ソロアルバムを5タイトルも作りました。
がんばってた。
今もだけど。
1枚目「ONLY YOU 」はパンクを中心としたカバー集。
「タンゴ」「ONLY YOU 」「未青年」「ロマンチスト」など。
自分なりにルーツミュージックを探していたのかもしれない。
あとハードロックではないラウドサウンドにトライしたかったような記憶もあるかな。
2作目「I STAND HERE FOR YOU」は、、、なんだろうこれ、、、内面的な心象風景系コンセプトアルバム、、、うーん、これは、多分ジャンルは「アートロック」だったんだな、と今は思います。
「猫のリンナ」」「ののの歌」「あのさぁ」など収録。
3枚目「わたくしだから」はフォーキーでブルージーなリラックスしたムード。
突然そっちの方向へ行くんだね〜。
「プカプカ」「海千山千」「クレーター」など。「恋人よ逃げよう世界はこわれたおもちゃだから!」はまるでニール・ヤングみたいなアレンジだ!
4、5枚目は「UGS」というプロジェクト名で録音された、オルタナアバンギャルドとでも呼ぶべきまさに実験的なアルバム。
ただウワー!とか叫んでるだけの曲とかあるね。
「埼玉ゴズニーランド」「君は千手観音」「GURU」なども入っていますね。
こんなに振り幅の広い5つものアルバムを、わりと短期間で出していたのか。
アイデア豊富な働き者だね。
カバーが多いなぁ。
オリジナル曲を多産している最近とはそこが1番違うポイントかも。
おそらく、オマージュをコラージュすることでひとつの世界観を作る、みたいなコンセプトがあったんじゃないでしょうかね。
ずいぶん昔の作品なので、まったく、他人の音源のようにも感じるんだけど、でもその後の筋肉少女帯、特撮、大槻ケンヂミステリ文庫〜オケミスなどの、原石であることは絶対に間違いないです。
再発記念ライブ「埼玉ゴズニーランド」は4月12日新宿ロフト。
UGS名義で、アルバム5枚からの楽曲を演奏します。
ぜひいらしてください。
やるとしたら「埼玉ゴズニーランド」ってどういうふうにやるのだろう?