
「広島でキング・クリムゾンを観てきました」
広島でキング・クリムゾンを観てきました。
クリムゾンの来日はけっこう観ています。
いつだったかの来日の時は、コンサートが終わるやいなや「すごい」と驚嘆の声が真後ろで聞こえたので、思わず振り返ったら声の主はスターレス高嶋さん、つまり高嶋政宏さんだった。
東京以外に追っかけるのは初めて。
もちろんガラガラバックひきずって行ったさ。
近年のクリムゾンはトリプルドラムという攻めたスタイルでかなりのラウドサウンドです。
ヌーヴォメタルと呼ぶそうです。
そこにジャジーな管楽器も入って複雑なポリリズムも絡まるものだから、まぁすごいことになってるわけです。
数年前に渋谷で観た時と同様、今回の広島でも70年代のナンバーをこれでもかと演奏。
近年の楽曲と織り交ぜてくれて、堪能しましたよ。
写真↓は撮影許可タイムにて。
私は、バンドはやはり常に進化していかなければ意味が無い、と思うと同時に、リスナーに対してノルタルジー配給の役割も重要だと思います。
青春のころに聴いた音楽を聴いて心癒され明日への活力を得る事は誰にとっても重要。
それがバンドに出来るのならやったほういいですよ。
※注意↓広島セトリ1曲タイトル出します
この日、横の座席の多分50代後半の男性が、70年代クリムゾンの名曲「スターレス」が始まるや「、、、、スターレスやるんだ」と、感極まってつぶやいた。
そして曲エンディングで立ち上がり「これはいい、、これはいいいっ、、」とほとんどボー然としていて、うーん、このくらいの郷愁による感動を筋少もリスナーさんに与えなければなと思ったもんです。
オケミスは始めたばかりなので最新の感動しか与えようがまだ無いね。
私はこの横のお客さんに「スターレス広島」さんと勝手にあだ名を付けました。
終演。タクシーを拾うと、62歳だという運転手さんが「ほうクリムゾンかい、昔行ったよ。ELPとフリーのライブとかも行ったねぇ。お客さんはメタルなんかは聴きます?」「えぇ!⁇はぁ、聴かないこともないですが」「アタシはね、アーチ・エネミーってのが好きでねぇ」とのことでした。攻めてる。
クリムゾントート買った。
21世紀のスキッツォイド・マンお面は観客全員に配られたもの。
その攻め、、、プログレ魂、なのかもしれない。
どうなんだろう。
翌日、広島で弾き語り。そちらについてはまた。